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ハイキングと登山とトレッキングの違いをわかりやすく解説!

アウトドアでのレジャーの醍醐味は、やはり自然に触れられることです。

日頃の街の喧騒から離れて、静かな自然の中を歩くのは、とても気持ちいいですよね。

 

そんなアウトドアレジャーにも、手軽なものからかなりハードなものまで、いろいろあります。

たとえば

  • ハイキング
  • 登山
  • トレッキング

『ハイキングならお手軽、登山はちょっと大変…』

というイメージを持っている人もいるでしょう。

でもこの3つ、よく考えると、どう違うのか、いまひとつわからなかったりしますよね。

 

ということで今回は、

『ハイキング』『登山』『トレッキング』、の違いについてお話しします。

ぜひ読んでくださいね!

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『ハイキング』『登山』『トレッキング』の違い

ハイキングと登山とトレッキングって、何が違うの?

『ハイキング』『登山』『トレッキング』の違いとは?

ハイキング、登山、トレッキングは、実はしっかりした区別があるわけではありません。

『軽登山』のことを『ハイキング』『トレッキング』と呼ぶこともあり、言葉の使い方は、人による部分もあります。

なので、ここではひとまず

『だいたいどういう違いがあるか』

というところを考えていきましょう。

 

ハイキング、登山、トレッキングの違いは

ハイキング

⇒自然や歴史的な景観などを味わいながら歩くこと

登山

⇒山頂を目指して、徒歩で山を登ること

トレッキング

山頂を目指すことにはこだわらず、山の中を歩くこと(徒歩ではないこともある)

 

どれも、基本的には『歩く』レジャーですが、何を楽しむかが違いますね。

このことを踏まえて、さらに違いを比べてみましょう。

 

ハイキング登山トレッキング
メインの目的徒歩で景観を楽しむ山頂を目指して山を登る山の中などを歩く
行く場所自然や歴史的景観などのある所山(軽装で登れる山からチョモランマのようなかなりハードな山まで)
  • 山の中
  • 渓谷
  • 湿原
  • 雪原
  • 高原

など

手段徒歩基本的に徒歩
  • 徒歩
  • スキー
  • マウンテンバイク
  • オフロードバイク

など

かける日数日帰りがほとんど日帰りから、山によっては数か月日帰りのこともあるが、数日かけることもある
準備歩きやすい靴と服装、水分、タオルなど。初心者向けの山なら準備は大変ではないが、本格的な山だと綿密な計画や登山具、テントなど宿営のための道具、食料などの準備が必要。

また、場合によってはトレーニングなども必要。

長距離を歩ける靴と服装、水分や食料。

バイクなどを使うなら、その整備など。

ハイキング、登山、トレッキングの違いを詳しく

では、ハイキング、登山、トレッキング、ピクニックの違いを、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

目的の違い

まず、ハイキングと登山、トレッキングは、メインの目的が違います。

 

ハイキングの目的は、『景観や自然を楽しみながら歩くこと』。

のんびりしたイメージですよね。

また、自然の中に限らず、史跡や遺跡など、その土地に伝わるものなどを見ながら歩くハイキングもあります。

 

登山は、『山頂を目指して山を登ること』が目的です。

その中で自然の景観を楽しむことはありますが、目指すのは『山頂』です。

 

とはいえ、『山』といってもいろいろです。

ヒョイと行って、30分くらいで登れるような小さな山もありますし、マッキンレーのような、プロでも難しい山もあります。

でも、山の高さや難易度に関わらず、山頂を目指して山に登るなら『登山』と呼んで良いでしょう。

 

そしてトレッキングは、『山の中を歩くこと』そのものが目的。

なので、歩くのが山の中であっても、必ずしも山頂を目指さなくても良いのです。

また、渓谷や湿原などを歩くのも『トレッキング』です。

 

その活動をする場所の違い

ハイキング、登山、トレッキングの中で、

山以外の場所でもよくやるのが『ハイキング』です。

 

たとえば、ちょっとした山道の他にも

  • 林の中の遊歩道
  • 森林公園
  • 遺跡や史跡など、歴史的な景観のある場所
  • 観光地
  • 廃線になった電車の路線の跡

などで、『ハイキングコース』が案内されていることは、よくありますよね。

 

一方、登山は、確実に『山の中』です。

山でなければ、山には登れませんから(笑)

 

トレッキングは、

  • 山の中
  • 渓谷
  • 湿原
  • 高原
  • 雪原

など、いろいろな場所でできます。

トレッキングの場合は、山の中であっても、本格的な登山道よりは、ゆるいコースをメインとすることが多いです。

 

なお、トレッキングには、ハイキング同様『廃線トレッキング』というのもあります。

このように最近では、

自然の中に限らず『トレッキング』という言葉を使うこともあるのです。

注意ポイント

廃線ハイキングや廃線トレッキングは必ず、立ち入りが許可されている場所でやってくださいね。

 

徒歩か、徒歩以外の方法も含むかの違い

ハイキング、登山、トレッキングでの移動手段は

ハイキング

⇒徒歩

登山

⇒基本的に徒歩だが、補助的にロープウェイなどを使うこともある

トレッキング

⇒徒歩もあるし、スキーやマウンテンバイクなどを使うこともある

 

ハイキングは、『歩きながら』楽しむものなので、徒歩で行います。

まれに『自転車でハイキング』という表現もありますが、自転車でのハイキングって、要するに『サイクリング』ですよね。

ですから、これは例外的な言葉の使い方と言えるでしょう。

 

登山も、基本的には、徒歩で登山口から山頂まで行きます。

 

ただし、ロープウェイなどがある場合は、体力や状況によっては、それを利用するのも、ありです。

『すべて徒歩でないと登山とは言えない!』と、厳密に考えなくても良いでしょう。

もっとも、ふもとから頂上までロープウェイなどで行ってしまうと、『登山した』っていう感じはしないかもしれませんが。

 

トレッキングはこの3つの中で一番移動手段の選択肢が多いです。

徒歩はもちろん、他にも

  • マウンテンバイク
  • オフロードバイク
  • スキー

を使ったものも、『トレッキング』と言っています。

 

さらに、ロープウェイや登山電車を使うのも『トレッキング』に含まれると考える人もいます。

 

かける日数の違い

ハイキング、登山、トレッキングにかける日数は、

ハイキング

⇒日帰り

登山

⇒日帰りから数日、山によっては数か月

トレッキング

⇒日帰りから数日

と、さまざまです。

 

ハイキングは、日帰りがほとんどです。

たとえば、『旅行に行って、毎日どこかでハイキングする』ということはあるかもしれません。

でも、それはホテルなどに泊まりますよね。

『ハイキングに出かけて、その夜はどこかでテントを張って宿営して、次の日もハイキング』ということは、まずないです。

 

登山とトレッキングは、日帰りもありますが、何日もかけることもあります。

 

登山の場合は、日帰り登山ができる山も多いですが、山によっては、1日では登れませんよね。

わかりやすい例だと、世界最高峰のチョモランマ(エベレスト)。

高地に体を慣らす日数なども含めると、30日から60日もかかります。

そこまでの登山でなくても、山の縦走をしたりする時も、日数がかかることもあります。

 

トレッキングは『登山』より手軽なイメージがあるかもしれませんね。

しかし、トレッキングも、何日もかけることもあります。

 

そもそも『トレッキング』の意味は、『何日かかけて、長距離を歩くこと』。

ですから、トレッキングも日帰りではないことがあります。

 

必要な準備の違い

行く場所の状況やコースなどにもよりますが、必要な準備の楽さで比べると、だいたい

  1. ハイキング
  2. トレッキング
  3. 登山

という順だと言えます。

 

ハイキング、登山、トレッキングの中で、最も準備が楽なのは、やはり『ハイキング』です。

準備も、歩きやすい靴や服装と水分、汗をかいた時のためのタオル、ちょっとした食糧などがあれば、できます。

 

トレッキングは、ハイキングよりももう少し準備が必要です。

歩くなら、山の中で長距離をしっかり歩ける靴が必要ですよね。

また、日数をかけるなら、宿営などの準備も要りますし、スキーやマウンテンバイクなどでトレッキングをするなら、それに応じた準備もあります。

 

そして登山。

登山の場合は、山やルートの難易度、標高の高さ、季節などによって、必要な準備が違います。

 

『軽登山』と言われるような登山であれば、トレッキングと同じくらいの準備でも登れます。

でも、ある程度標高の高い山や、難しいルートを登る時、雪山に登る時などは、当然それに合う準備が必要です。

状況によっては、アイゼンやザイルなどといった、特殊な道具も必要になりますよね。

 

それに、ハードな山に登るなら、持ち物だけでなく

  • ルートをしっかり調べて検討し、自分に合うルートを選ぶ
  • 登山から下山までを無理なく安全に行えるだけの、体力や筋力をつける
  • 必要な道具の使い方や宿営の仕方などをしっかり身に付けておく
  • 山での天気の変化などを想定して対応の仕方を考え、身に付けておく
  • トレーニングのために、他の険しい山に登る

というような、『物』以外の面での準備が必要です。

 

ハイキング、登山、トレッキングの区別は難しい!?

ハイキングと登山とトレッキングの境目ってどこなんだろう?

『ハイキング』『登山』『トレッキング』は線引きが難しい

この記事の最初でも触れましたが、実は、

ハイキング、登山、トレッキングは、明確に線引きされているわけではありません。

 

たとえば

  • 『標高何m以下はハイキングで、何m以上だと登山』
  • 『平地だとハイキングで、山地に入ったらトレッキング』

というような定義はないのです。

 

実際、

  • 低い山に登ることを『ハイキング』と言う
  • 軽登山を『トレッキング』と言う
  • 山の中を歩き回ることを『ハイキング』と言う

ということも、よくあります。

 

たとえば、軽登山と『軽』ではない登山の境目なんて、よくわからないですよね。

ですから、感覚で『ハイキング』『登山』『トレッキング』と呼び分けていることも多いのです。

 

とはいえ、ある程度しっかり区別できる部分がないわけでもありません。

それは

  • 『山』ではない場所や、史跡などを歩いて廻るのは『ハイキング』
  • スキーやオフロードバイクなどで山の中を回るのは『トレッキング』
  • 山の中でも、山頂を目指さずに歩き回るのは『トレッキング』
  • 標高の高い山や、ザイルなどの特殊な道具が必要なコースなどで山に登るのは『登山』

というあたりです。

英語ではどう区別する?

ところで、『ハイキング』『登山』『トレッキング』の、英語での区別はどうでしょうか。

これがまた、日本語の場合とは違うのです。

 

『ハイキング』を英語で表すと

ハイキングは、英語で書くと『hiking』。

『徒歩旅行』という意味ですが、

  • 日本語で言う『トレッキング』
  • 登山
  • 散歩

も含んでいます。

 

『登山』を英語で表すと

『登山』は英語では

hiking

⇒初心者が気軽に登れる山や、登山道を歩いて行けば登れるくらいの山

mountain climbing

⇒登山のテクニックが必要な、ハードな山に登ること

という表現があります。

 

ちょっと気を付けておきたいのが、

『高い山ならmountain climbingと言うわけではない』

ということ。

たとえば、富士山であっても、

日本語:「先月、富士登山をしてきたよ。」

英語:「I hiked up Mt. Fuji last month.」

というように『hike』を使うのです。

これは、富士山も登山道がちゃんとあって、特別なテクニックがなくても登れるからです。

 

ですから、

標高よりも難易度で『hike』と『mountain climbing』を使い分ける

と考えると良いでしょう。

 

『トレッキング』を英語で表すと

英語の『trekking』は『何日もかけて、長距離を歩いて移動すること』。

日本で言う『トレッキング』のような、『山の中を歩く』というニュアンスは、ありません。

ですから、3時間くらいのトレッキングの話をする時に『trekking』という言葉を使うと、話がかみ合わなくなってしまうかもしれませんね。

 

英語では、このような違いがあります。

こんな風に、

『元が英語の言葉でも、日本で使っているうちに元の言葉とはニュアンスが違ってくる』

ということは、よくあることです。

外来語は、ちょっと気を付けて使うようにしたいですね。

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まとめ

ハイキング、登山、トレッキングの違いは、

  • 景観や自然などを楽しみながら、史跡や自然の中などを徒歩でめぐるのが『ハイキング』
  • 山の高さや難易度に関わらず、山頂を目指して、主に徒歩で山に登るのが『登山』
  • 自然(主に山)の中を、徒歩やオフロードバイク、スキーなどでめぐるのが『トレッキング』

ということです。

 

でも、実際の言葉の使い方としては、

  • 軽登山を『ハイキング』『トレッキング』と言うことも珍しくない
  • ハイキングとトレッキングの違いや、どこからが『登山』になるかは、はっきり決まっているわけではない

など、けっこうあいまいなところがあります。

ですから、なんとなくイメージで言葉を使い分けていることも、けっこうあります。

 

ハイキングも登山もトレッキングも、やってみると、なかなか楽しいレジャーです。

どれも初心者向けのコースもありますし、自分の体力に合わせて歩きやすさや距離を選べます。

興味が湧いたら、ぜひやってみてください。

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