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『器』『機』の違いをわかりやすく解説【正しい使い分け方とは?】

『消化器』『受話器』『温水器』…

これらは全て『器』という文字が使われています。

『洗濯機』『受信機』『映写機』…

こちらは『機』という言葉になっていますよね。

 

字を書く時に、

どっちだっただろうか?

と迷うことは、よくある話です。

 

はなこ
『でんねつき』って、『器』と『機』のどちらを使うんだっけ?
『電熱器』だから『器』を使うんだよ。
たろう
はなこ
これって、全部丸暗記しないとダメなのかしら?
そんなことないよ。

一応、ある程度の規則があるんだ。

たろう
はなこ
その規則って、どんなの?

教えてほしいな。

 

今回は、『器』と『機』の違いについて解説し、正しい使い分け方を紹介します。

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『器』と『機』の違い

まずは、『器』と『機』の本来の意味について見てみましょう。

 

『器』とは?

『器』には、次の意味があります。

  1. うつわ。入れもの。(『容器』)
  2. 道具。(『器械』『器物』)
  3. 体内の組織(『器官』『臓器』)
  4. 心の広さ。才能。(『器量』)

『器』には、『入れもの』や『道具』という意味があることに注意して下さい。

 

『機』とは?

『機』には、次の意味があります。

  1. からくり。しかけ。(『機関』『機器』)
  2. かなめ。大事な部分。(『機軸』『機密』)
  3. きざし。きっかけ。はずみ。しおどき。(『機会』『好機』)
  4. 心や物事のはたらき。(『機転』『心機』)

『機』の場合、『からくり』という意味があるのですね。

 

『器』と『機』の違い

『器』と『機』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『器』と『機』の違い

  • 『器』は、うつわや道具の役割を持つものに使われ、『機』は、駆動部のあるものに使われる。
  • 『器』は、たいてい受動的であり、『機』は、たいてい能動的である。
  • 『器』は、単純な構造が多く、『機』は、より複雑である。
  • 『器』は、部品に使われ、『機』は、全体に使われる。

それでは、順番に細かく見てみましょう。

 

構造の違い

『器』は、『入れもの』や『道具』の意味を持つのでしたね。

ですから、

『器』は『入れもの』としての機能を持っているもの

に対して使われます。

例えば、『消化器』は『消火剤』を入れておく『入れもの』としての役割を持っていますね。

そして、

歯車やモーターなどの駆動部は持っていません。

そのため、構造が単純なものが多く、比較的小型です。

 

『機』は、『からくり』という意味があります。

つまり、

歯車やモーターなどの駆動部を持っているのが大半です。

駆動部を持っているため、比較的大型のものが多いのも特徴の一つになりますね。

『洗濯機』『扇風機』『映写機』などは、その代表例です。

 

使われ方の違い

『器』は、一つ一つの操作を人が行って使う場合が大半です。

例えば、『充電器』はコンセントに差し込んで充電したい機器をセットするという操作を順番に行いますよね。

『機』は、駆動部が動作することによって、自発的に何かを行います。

『扇風機』は、スイッチを入れるとモーターによって羽根が回転し、風を送る仕組みですよね。

 

部分と全体の違い

『器』は、ある機械の一部に使われることがあります。

例えば、『電話機』の一部である『受話器』がそれに該当しますね。

 

はなこ
『器』はいれものとしての意味合いのほうが強いのかな?
それに、動きがあるものかどうかでも使い分けられるみたいだね。
たろう

 

『器』と『機』の使い分け方

映写機

映写機

『器』と『機』の使い分け方について考えてみましょう。

次のように判断することができます。

 

『器』と『機』の使い分け方

  1. 『入れもの』としての働きがあれば『器』(『食器』『炊飯器』『消化器』)
  2. 回転するものがあれば『機』(『印刷機』『扇風機』『洗濯機』)
  3. 回転するものがなければ『器』(『検温器』『電熱器』『変圧器』)
  4. 人や他の機器とセットで使う補助的なものは『器』(『受話器』『充電器』『歩行器』)

 

しかし、これでも判別ができないものがあります。

例えば『自動販売機』。

『自動販売機』は、ドリンク類を入れる『器』の役割を持っていますよね。

しかし、その構造は複雑なので、『機』が使われています。

 

『受話器』は『器』ですが、『受信機』は『機』です。

『受信機』には特に回転するものはありません。

しかし、『器』ではなく『機』が使われていますね。

 

『武器』や『兵器』には『器』が使われます。

『武器』や『兵器』には様々なものがあり、その歴史によって大きく変わっていきました。

古代では、剣や槍、盾といった道具としての『武器』がメインですね。

城を攻めるときの攻城装置などもありましたが、これも構造がシンプルでした。

しかし、近代から現代にかけて、『武器』や『兵器』は様々に発展していきます。

『銃』『マシンガン』『飛行機』『戦艦』『潜水艦』『ミサイル』など、もはや『器』というには程遠いものばかりですね。

乗り物の類は、人を乗せる『器』と解釈することも可能ですが。

 

『器』や『機』の使われ方には、『兵器』などのように歴史的な要素も絡むので、現代の解釈では合わない場合もあります。

ですから、最終的には覚えるしかない言葉もいくつかあります。

しかし、大半の言葉については、先の方法で切り分けが可能ですよ。

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『器』は、うつわや道具の役割をもつものに使われ、『機』は、駆動部のあるものに使われる。
  • 『器』は、たいてい受動的であり、『機』は、たいてい能動的である。
  • 『器』は、単純な構造が多く、『機』は、より複雑である。
  • 『器』は、部品に使われ、『機』は、全体に使われる。

『器』と『機』を使い分けるのは、なかなか難しいです。

しかし、それぞれの本来の意味を意識すると、案外区別ができるようになりますよ。

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