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成長と生長の違いをわかりやすく解説!正しい意味と使い分け方を紹介

「赤ちゃんの『せいちょう』する様子を写真に残す。」

このときの『せいちょう』には、『成長』と『生長』のどちらが当てはまるでしょうか?

正しいのは、『成長』のほうですね。

では『生長』は、どんな時に用いればいいのでしょうか?

 

はなこ
『成長』と『生長』って、どちらも『せいちょう』と読むでしょ。

いったい、何が違うのかよく分からないのよね。

どちらも育つことを表す言葉だね。

でも、違いについては僕も知らないな。

たろう
はなこ
『生長』なんて、めったに使わないけどね。

じゃあ、何が違うのか、ちょっと調べてみましょうか。

 

今回は、『成長』と『生長』の違いについて解説します。

正しい意味と使い分け方についても紹介しますよ。

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『成長』と『生長』の意味

まずは、『成長』と『生長』の意味について調べてみましょう。

 

『成長』とは?

『成長』とは、生物や物事が発達し、大きくなることです。

例えば、経済が発展することは『経済成長』と言いますよね。

生物に限定した場合、

その発生から死に至る過程で、最もよく発達した形へと、その姿を変える間の変化

を意味します。

冒頭に書いた、赤ちゃんの『成長』は、その赤ちゃんが大人になるまでの変化を意味するわけですね。

 

『生長』とは?

『生長』は、生物が伸び育つことです。

まず、生物以外に『生長』の文字は用いません。

『経済生長』などとは使いません。

しかも、同じ生物でも植物に限定されて使います。

だから、赤ちゃんに対しては『生長』とは言わないわけです。

 

はなこ
『成長』も『生長』も、結局は大きくなることよね。

じゃあ、何が違うの?

次は、そのあたりを調べてみようか。
たろう

 

『成長』と『生長』の違い

『成長』と『生長』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『成長』と『生長』の違い

  • 『成長』は生物以外にも使われるが、『生長』は生物以外には使われない
  • 昔の学術用語では、『成長』を動物に、『生長』を植物に対して使っていた。
  • 『成長』は、大きさだけでなく構造の発達にも使うことができるが、『生長』は、形や構造は変わらず、大きさだけが増大する場合のみに使う。

それでは、順番に細かく見てみましょう。

 

使用する対象

『成長』は、生物以外にも使うことができます。

前に書いた『経済成長』はその例と言えます。

他にも『精神面の成長』や『社会人としての成長』と使うことが可能です。

 

『生長』は、生物以外に使うことはできません。

『経済生長』『精神面の生長』『社会人としての生長』とは書くことができません。

 

過去の使われ方

昔の学術用語では、『成長』を動物に、『生長』を植物に使っていました。

『成長』は成体になる、あるいは長くなるという意味、『生長』は生い長くなるという意味と考えられることが、その理由です。

これにより、『学術用語集-動物学編』では『成長』が、『学術用語集ー植物学編』では『生長』が採用され、使い分けがされるようになりました。

しかし、

混乱を招く

という理由で、昭和31年(1956年)の『学術用語集』では、動物・植物のいずれにも『成長』を使うと改定されました。

よって、現在では『成長』が、もっぱら使われています。

 

本来の意味

『成長』には本来、大きさの変化だけでなく、構造の発達についても合わせて表現しています。

『考え方の発達』や、『体の構成の発達』など、そういったものに対しても『成長』の文字は使うことが可能なのです。

『生長』では、大きさの変化しか表すことができません。

植物の場合、大きさだけが変わる場合が多いですよね。

そのため、『生長』の文字が使われていたわけです。

 

はなこ
つまり、『生長』はほとんど使われなくなったわけね。
そういうことになるね。

じゃあ、どういうときに『生長』を使えばいいんだろう?

たろう

 

『成長』と『生長』の使い分け方

植物の生長

植物の生長

『成長』と『生長』はどのように使い分ければいいでしょうか?

 

まず、基本は『成長』です。

たいていの場合、『成長』を使っておけば間違いはありません。

植物が伸び育つ場合に『生長』を使うことは、間違いではないです。

しかし、『成長』でも問題ないわけなので、あえて『生長』を使う必要はないでしょう。

 

そうすると、

どういうときに『生長』を使うのか?

という話になりますね。

固有名詞に『生長』の文字が入っていれば、そちらを使わなければなりません。

例えば、『生長の家(宗教団体)』は、『成長』ではなく『生長』が使われているので、それに従う必要があります。

 

はなこ
結局、『生長』は使わなくていいということかな?
せっかく言葉があるのに、それはもったいないよね。

学術用語での定義だけの話なんだから、植物に対しては『生長』を使ってもいいんじゃないのかな。

たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『成長』は、生物以外にも使われるが、『生長』は生物以外には使われない
  • 昔は、『成長』を動物に、『生長』を植物に対して使っていた。
  • 『成長』は、大きさだけでなく構造の発達にも使うことができるが、『生長』は、形や構造は変わらず、大きさだけが増大する場合のみに使う。

人は、『生長』だけでなく『成長』が必要ということになりますね。

これで、使い分け方はバッチリでしょう。

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