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車椅子フェンシングと普通のフェンシングの違いとは?ルールを解説

オリンピックの競技の中で、『フェンシング』は、少しマイナーかも知れません。

しかし、選手同士の駆け引きに注目してみると、その面白さに惹かれることでしょう。

相手の一瞬のすきを突いた鮮やかな攻撃には、きっと目が奪われます。

 

オリンピックの『フェンシング』と、同じくらい注目してほしいのがパラリンピックの『車椅子フェンシング』。

こちらも『フェンシング』同様に素晴らしい試合を期待したいですね。

ところで、『車椅子フェンシング』と普通の『フェンシング』では、いったい何が違うのでしょうか?

 

はなこ
私の知り合いがね、『車椅子フェンシング』の選手なの。

パラリンピック出場を目指して毎日がんばってるわ。

へえ、僕も応援したいな。

でも、『車椅子フェンシング』って見たことがないんだ。

たろう
はなこ
私もあまり詳しくないのよね。

普通の『フェンシング』といったい何が違うのかしら?

 

今回は、『車椅子フェンシング』と普通の『フェンシング』の違いについて解説します。

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『車椅子フェンシング』のルールについて

車椅子フェンシング

車椅子フェンシング

『車椅子フェンシング』と普通の『フェンシング』の違いについて知るためには、そのルールを理解する必要があります。

 

『車椅子フェンシング』の競技基本規則は、『国際フェンシング連盟(FIE)』の競技規則に準じ、剣や防具は

普通の『フェンシング』と同じもの

を使用します。

しかし、『車椅子フェンシング』特有のルールがあります。

それは『国際車椅子フェンシング協会(IWAS)』の規定が適用されることが、普通の『フェンシング』との大きな違いです。

 

『車椅子フェンシング』は、その名の通り、車椅子に乗ったまま競技を行います。

その最大の特徴は、車椅子を固定する『ピスト』の存在です。

車椅子は『ピスト』に固定され、選手の腕の長さに応じて両者の位置を調整します。

そのため、普通の『フェンシング』のように、足を使ったフットワークは全く使えません。

相手の攻撃は全て、上半身だけで避けることになります。

 

競技は、普通の『フェンシング』と同様『フルーレ』『エペ』『サーブル』の3つです。

それぞれの相違点は得点になる有効範囲です。

『フルーレ』は背中を含む胴体部分、『エペ』『サーブル』は上半身全体になります。

また、『サーブル』は、突きだけでなく斬ることでも有効になります。

 

障害の程度によって、カテゴリーAとカテゴリーBの2つに分けられるのも、『車椅子フェンシング』の大きな特徴ですね。

軽度な障碍の(体幹がコントロールできる)場合はカテゴリーAに、重度の障碍の(体幹がコントロールできない)場合はカテゴリーBに分けられます。

カテゴリーBの場合、上半身を動かして相手の攻撃を避けることが難しい選手もいることになります。

 

『車椅子フェンシング』と普通の『フェンシング』の違い

『車椅子フェンシング』と普通の『フェンシング』の主な違いについてまとめると、次のようになります。

『車椅子フェンシング』と普通の『フェンシング』の違い

  • 『車椅子フェンシング』では、『ピスト』を使って車椅子を固定して試合が行われる。
  • 『車椅子フェンシング』は、普通の『フェンシング』とは違い足が使えないため、相手の攻撃は上半身のみで避ける
  • 『車椅子フェンシング』の場合、相手の攻撃が常に届く範囲にある
  • 『車椅子フェンシング』の場合、障碍の程度に応じて2つのカテゴリーに分けられる

それでは、順番に細かく見てみましょう。

 

車椅子を固定する『ピスト』の存在

『車椅子フェンシング』には、車椅子を固定するための『ピスト』という器具があります。

車椅子は、この『ピスト』に固定され、その状態で試合を行うわけです。

このことが、後で述べる普通の『フェンシング』との大きな違いにつながります。

 

攻撃の避け方

普通の『フェンシング』では、相手の攻撃を避ける場合、足を使うことができますね。

相手の攻撃が届く範囲から遠ざかれば、攻撃を受ける心配はなくなりますが、同時に自分も攻撃することは不可能になります。

いかに素早く相手に近づいて、攻撃を受ける前に相手を倒すか、この駆け引きを見るのが面白いわけです。

 

『車椅子フェンシング』の場合、足で避けることはできません。

つまり、相手の攻撃は全て上半身だけで避ける必要があります。

 

相手との間合い

普通の『フェンシング』では、相手の間合いから離れることが可能です。

しかし、

『車椅子フェンシング』の場合、常に相手の間合いの中に、その身が置かれることになります。

これこそ、普通の『フェンシング』とは違った『車椅子フェンシング』ならではの魅力を生み出すのです。

相手の攻撃は、常に届く範囲内にあるため、いつ相手の剣先が飛んできて、点を奪われてもおかしくない状態にあります。

その緊迫感の中で戦うわけですから、迫力は普通の『フェンシング』以上ともいえますね。

 

カテゴリーが複数ある

前に書いた通り、

『車椅子フェンシング』にはカテゴリーAとカテゴリーBの2つがあります。

障碍の程度によって、カテゴリーを分けて戦うわけですね。

 

はなこ
たしかに、この間、試合を見た時は、ものすごく迫力があったわね。
どうやって戦うか、瞬時に判断しなければならないから、選手は大変だろうね。
たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『車椅子フェンシング』では、『ピスト』を使って車椅子を固定して試合が行われる。
  • 『車椅子フェンシング』は、普通の『フェンシング』とは違い、足が使えないため、相手の攻撃は上半身のみで避ける
  • 『車椅子フェンシング』の場合、相手の攻撃が常に届く範囲にある
  • 『車椅子フェンシング』の場合、障碍の程度に応じて2つのカテゴリーに分けられる

オリンピックでは、ぜひ、『フェンシング』や『車椅子フェンシング』にも注目して下さい。

きっと、迫力ある試合を見ることができますよ。

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