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アンニュイと退屈の違いとは?意味と使い分け方をチェック!

よく、

『アンニュイ』な気分

なんて言葉を使います。

この『アンニュイ』という言葉、語源や意味が曖昧になっていませんか?

『退屈』という意味で使う場合も多いのですが、はたして2つは同じ意味なのか、気になりますよね。

 

はなこ
『アンニュイ』って言葉、よく使うじゃない?
『退屈』って意味なんだっけ?
たろう
はなこ
なんとなく、違うように思うんだけど、いまいち意味がはっきりと分からないのよね。
元は英語なのかな?
たろう
はなこ
それも知らないのよね。

ちょっと調べてみましょうか。

 

今回は、『アンニュイ』と『退屈』の違いについて解説し、意味と使い分けをチェックします。

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『アンニュイ』の意味

まずは、『アンニュイ』の意味について見てみましょう。

 

『アンニュイ』は、フランス語の『ennui』が語源です。

その意味は、

けだるい

退屈である

つまらない

意欲が出ない

などになります。

『退屈』という意味を含んでいるわけですね。

 

ところが、日本では少し違う意味で使われることがあります。

もちろん、『退屈』『暇である』というニュアンスもありますが、それよりも

神秘的である

つかみどころがない

感情の起伏がない

ミステリアスである

のんびりとしている

などの意味で使われることが多いですね。

『アンニュイ』な雰囲気の女の子

というと、『退屈そうな』というよりは『神秘的な』という意味に近くなります。

もちろん、これは日本での使われ方なので、フランスなどでは通用しませんよ。

 

はなこ
『アンニュイ』って、フランス語だったのね。
英語だと思っていたけど、違うんだね。
たろう

 

『アンニュイ』と『退屈』の違い

ゴロゴロする

ゴロゴロする

『アンニュイ』と『退屈』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『アンニュイ』と『退屈』の違い

  • 『アンニュイ』は内的な要素が原因、『退屈』は外的状況や環境が原因。
  • 『アンニュイ』は長期にわたって発生し、『退屈』は短期間発生する。
  • 『アンニュイ』は、日本では『神秘的な』『ミステリアスな』という意味で使われる。

それでは、順番に細かく見てみましょう。

 

要因の違い

『アンニュイ』と『退屈』の決定的な違いは、その要因がどこから来るのかという点です。

『アンニュイ』を感じている人は、何もしたくない無気力で無関心な状態が続き、何も行動を起こそうとしなくなります。

それは、例えやるべきことがあったとしても、解消することはできません。

しかし、

『退屈』を感じている人は、それを解消するために積極的に行動を起こそうとします。

やるべきことがあれば、『退屈』は解消されるということですね。

 

期間の違い

『アンニュイ』な状況は、個人の内的な要因に依存します。

環境を整備するだけで、簡単に解消できるものではありません。

その分、解決するまでには長い期間がかかるでしょう。

『退屈』な状況は、やることさえ与えられれば簡単に解消できますね。

ですから、比較的短期間で解決することが可能です。

 

日本での使われ方

前にも書いた通り、

『アンニュイ』という言葉は『神秘的な』『ミステリアスな』という意味で使われることがあります。

これは、『退屈な』とは全く違う意味になりますね。

 

はなこ
『アンニュイ』は自分の気分を、『退屈』は状況を表していると言えばいいのかな?
『神秘的な』『ミステリアスな』という意味は日本だけのオリジナルなんだね。
たろう

 

『アンニュイ』と『退屈』の使い分け方

『アンニュイ』と『退屈』の使い分け方について見てみましょう。

 

何もすることがなくて(  )だ。

上の例文には、『アンニュイ』と『退屈』のどちらの言葉が入るでしょうか?

何もすることがない

のですから、することさえ与えられれば、この問題は解消されることになりますね。

周囲の環境に依存するため、ここでは『退屈』が当てはまります。

 

(  )で、何もすることができない。

先程の例文と、前後が入れ替わっただけですね。

この場合は、どちらの言葉が適切でしょうか?

今度は、(  )の状況が原因で

何もすることができない

わけです。

することはあるのに、それができないと言っているわけなので、その原因は自分の内面にあります。

したがって、この場合は『アンニュイ』を入れるべきでしょう。

 

彼は、(  )な気分を発散するために旅行の計画を立てた。

さて、この場合は『アンニュイ』と『退屈』のどちらがふさわしいでしょうか?

この気分が彼の内面から起因しているのか、それとも環境が原因なのか、ここで読み取ることはできません。

したがって、『アンニュイ』でも『退屈』でも意味は通じそうですね。

しかし、旅行の計画を立てたということは、

それが短期間で解決する問題ではないことを表しています。

これが気分転換に散歩する程度であれば、『退屈』でもいいかも知れません。

しかし、長期に渡って続いている問題なので、『アンニュイ』のほうがふさわしいですね。

 

彼女は口数が少なくて、(  )な雰囲気の女性だ。

ここでは、『退屈な』という意味よりも、『神秘的な』『ミステリアスな』という意味のほうが強いですね。

よって、日本での使い方として『アンニュイ』を当てはめることになります。

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『アンニュイ』は内的な要素が原因、『退屈』は外的状況や環境が原因。
  • 『アンニュイ』は長期にわたって発生し、『退屈』は短期間発生する。
  • 『アンニュイ』は、日本では『神秘的な』『ミステリアスな』という意味で使われる。

日本の場合、『アンニュイ』という言葉には、否定的な意味は含まれないことが多いです。

しかし海外では、

どちらかというとネガティブなイメージが強い言葉

なので、あまり使わないほうがいいでしょう。

少なくとも、『神秘的な』『ミステリアスな』という意味では使われません。

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