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消えない飛行機雲と消える飛行機雲の違いとは?原理を解説!

晴れた日に、ふと空を見上げると、飛行機の通った後に雲ができていたりします。

その雲の名は『飛行機雲』ですね。

『飛行機雲』には、『消えない飛行機雲』と『消える飛行機雲』の2種類があります。

さて、この2つの違いはいったい何なのでしょうか?

 

はなこ
この間、久しぶりに『飛行機雲』を見たわ。
そう言えば、僕もちょっと前に見たけど、すぐに消えてしまったな。
たろう
はなこ
『飛行機雲』って、ずっと残る場合とすぐに消える場合があるわよね。

いったい、何が違うんだろう?

『消えない飛行機雲』と『消える飛行機雲』か・・・

飛行機の違い?

それとも、気温の違いかな?

たろう
はなこ
違いについて、ちょっと調べてみましょうか。

 

今回は、『消えない飛行機雲』と『消える飛行機雲』の違いについて解説します。

『飛行機雲』のできる原理についても紹介しますよ。

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『飛行機雲』のできる原理

そもそも、『飛行機雲』は、どう発生するのでしょうか?

『飛行機雲』は、主に2つの要因によって生じます。

 

エンジン排気によるもの

飛行機のエンジンの排気ガスには、水蒸気が存在します。

飛行機の燃料には、ガソリンや、灯油をベースにしたケロシンが使われますが、いずれも主な成分は炭化水素です。

炭化水素が燃焼すると、二酸化炭素と水に分解するので、エンジンからは水蒸気が排出されます。

なので、大気中にあった水分と合わさり、微粒子等を核として水滴が成長、さらに低温のため氷結し、飛行機雲となるわけです。

 

翼付近の低圧部によるもの

揚力(飛行機が持ち上がる力)が働いている時、飛行機の翼上面では気圧が低くなります。

この時、大気は断熱膨張によって温度が下がるので、大気中の水蒸気が凝縮して水滴となり、飛行機雲になるわけです。

この現象は、大きな揚力が生じる引き起こしや旋回のときに生じやすく、水平飛行時には通常発生しません。

また、水蒸気が増えるエンジン排気の場合に比較すると、雲は長くは残らない傾向になります。

 

はなこ
そうすると、『消えない飛行機雲』はエンジン排気、『消える飛行機雲』は翼付近の低圧部が要因ということかな?
どうかな?

他にも要因はあるんじゃないのかな。

たろう

 

『消えない飛行機雲』と『消える飛行機雲』の違い

『消えない飛行機雲』と『消える飛行機雲』の主な違いをまとめると、次のようになります。

 

『消えない飛行機雲』と『消える飛行機雲』の違い

  • 大気の湿度が高ければ、『消えない飛行機雲』になり、大気が乾燥していれば『消える飛行機雲』になる。
  • 『消えない飛行機雲』があるときは、『消える飛行機雲』のときは晴れになる場合が多い。

それでは、順番に細かく見てみましょう。

 

湿度の違い

そもそも雲ができるのは、大気中の水蒸気が飽和状態になり、水滴や氷の粒になるためです。

これは『飛行機雲』に関しても同じですね。

雲は、湿度が下がれば消失します。

『飛行機雲』の場合、大気中の湿度が高ければ、それだけ長い時間、水滴や氷の粒になっていられるので、『消えない飛行機雲』になるわけです。

しかし、湿度が低ければ、水滴や氷の粒は早く水蒸気に戻ってしまい、『飛行機雲』は、すぐに消失してしまいます。

これが『消える飛行機雲』になるわけですね。

 

天気の違い

湿度が高いということは、雲ができやすく、よって雨が降りやすいことを意味します。

湿度が低い場合はその逆で、晴れの天気となるわけですね。

ですから、『消えない飛行機雲』があるときは湿度が高く、よって雨が降りやすい天気であることを示しています。

逆に『消える飛行機雲』のときは湿度が低く、晴れているということになるわけですね。

 

はなこ
なるほど、大気中の湿度によって『飛行機雲』が残っている時間が変わるわけね。
湿度は天気にも影響するから、『飛行機雲』を見れば天気の様子を知ることもできるわけか。
たろう

 

珍しい『消滅飛行機雲』の原理

消滅飛行機雲

消滅飛行機雲

『飛行機雲』というと、普通は空に直線状の雲を描く現象のことを指しますよね。

しかし、これとは逆に、雲が薄く広がる中を飛行機が進むと、進んだ箇所だけ雲が消失する現象が見られます。

これは『消滅飛行機雲』と呼ばれる現象です。

この現象は、主に次の3つの要因によって起こります。

  • 雲の中を飛行機が通ると、エンジンから排出されるガスの熱によって大気中の水分が蒸発してしまう。
  • 乱気流が発生することにより、周囲にある乾いた大気と混ざり合う現象が発生する。
  • エンジン排気中にある粒子によって水分が凍結し、落下する。

雲が薄く広がっている場合でなければ発生しない上に、雲と飛行機の高度が一致している必要もあるので、この現象が見られる機会は非常に少ないです。

ですから、もし見ることができたら、かなりラッキーなことですよ。

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 大気の湿度が高ければ、『消えない飛行機雲』になり、大気が乾燥していれば『消える飛行機雲』になる。
  • 『消えない飛行機雲』があるときは、『消える飛行機雲』のときは晴れになる場合が多い。

航空祭などで見られるブルーインパルスの曲技飛行で発生する『飛行機雲』は、スモークと呼ばれる煙なので、別物になります。

しかし、スモークを使って様々な模様を見せてくれるので、見ごたえはありますよ。

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