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自立と自律の違いをわかりやすく解説!意味と使い分け方をチェック

『じりつ』という言葉、『自立』と『自律』の2種類があります。

どちらも、自分でやっていくことを意味している

と、あいまいに捉えて混同している人は多いです。

では、『自立』と『自律』では、いったい何が違うのでしょうか?

 

はなこ
親から、

「そろそろ『自立』したら?」

って、よく言われるのよね。

そのためには『自律』することが必要だよ。
たろう
はなこ
どういうこと?

『自立』も『自律』も同じ意味でしょ?

違うよ。

『自立』のためには『自律』が必要なんだよ。

たろう
はなこ
よく分からないわ。

まずは、『自立』と『自律』の違いを教えてよ。

 

今回は、『自立』と『自律』の違いについて解説します。

それぞれの意味や使い分け方もチェックしてみましょう。

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『自立』と『自律』の意味

まずは、『自立』と『自律』の意味について見てみましょう。

 

『自立』の意味

『自立』には、次の意味が含まれています。

  • 他への従属から離れ、独り立ちすること。
  • 他からの支配や助力を受けずに存在すること。

他からの影響を受けず、独立した状態であることが『自立』になるわけですね。

 

『自律』の意味

『自律』の意味は次のようになります。

  • 他からの支配や制約を受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。

こちらは、自分の規範に従った行動を意味していますね。

 

はなこ
意味を見ただけでは、違いがよくわからないわね。
じゃあ、少し違いについて考えてみようか。
たろう

 

『自立』と『自律』の違い

『自立』と『自律』の意味を見ても、両者はよく似ているようです。

しかし、実際には大きな違いがあるのです。

その主な違いをまとめると、次のようになります。

『自立』と『自律』の違い

  • 『自立』は状態を表し、『自律』は行動することを表す。
  • 『自律』した結果、『自立』することができる(『自律』の目的は『自立』である)。
  • 『自立』の対義語は『依存』で、『自律』の対義語は『他律』

それでは、順番に細かく見てみましょう。

 

行動と状態

『自立』は、他からの影響を受けずに存在する状態を表していました。

それに対して

『自律』は、自分の規範に従って行動することを意味します。

『自立』は、他者から離れた状態であり、『自律』は自分の規範に従った行動であるということですね。

 

結果(目的)としての『自立』

『自律』するとどうなるのでしょうか?

『自律』は、自分の規範に従って行動することでしたね。

これができるようになると、他の影響から離れることができるので、

結果的に『自立』したことになります。

また、これは

『自律』する目的は『自立』できることである

と言い換えることも可能です。

 

対義語の違い

対義語を見ると、両者の違いが、より理解できるようになります。

『自立』の対義語は『依存』です。

『依存』とは、他者の力に頼っている状態を意味します。

これは自発的に頼っている状態を表していますよね。

 

『自律』の対義語は『他律』です。

『他律』とは、他から強制されたり、命令されて行動することを指します。

これは外部から強制的に指示されて行う行為ですね。

 

このように、『依存』と『他律』は全く異なる意味を持っています。

 

はなこ
『自立』は状態で、『自律』は行為か。
人は『自立』のために『自律』するわけだよ。

つまり、『自律』の目的は『自立』である、とも言えるよね。

たろう

 

『自立』と『自律』の使い分け方

子供の魚とり

『自立』と『自律』の使い分け方を見てみましょう。

 

まずは、次の例文を見て下さい。

人は、『自立』できるよう『自律』する必要がある。

これは、『自立』と『自律』の違いが明確に分かる例文です。

『自立』できる状態が、人の目指すものになりますね。

そして、そのためには『自律』という行動が必要になるのです。

『自立』は目的であり、そのための行動が『自律』であることを、まずは理解して下さい。

 

それでは、いくつかの例文でテストしてみましょう。

彼は、経済的にちゃんと(  )している。

この例文の( )には、『自立』と『自律』のどちらが入るでしょうか?

これは、”彼” が金銭面で誰からも援助が必要ない状態であることを意味しています。

よって、『自立』のほうが正しいですね。

 

部活動で、先輩から(  )の精神を学んだ。

この例文の場合、学んだのは自分で行動をコントロールする精神です。

そのため、ここでは『自律』のほうが正しくなります。

 

キャンプに使うため、(  )式テントを購入した。

ここでのテントは、ペグや張り綱がなくてもテントになる製品を購入したことを意味します。

そういったテントのことを『自立式テント』と言います。

ですから、ここでは『自立』が正解ですね。

このように、物理的に他の支えが必要ないものに対して『自立』という言葉を使うことがあります。

自立式スクリーン

自立式ハンモック

といった感じですね。

 

(  )神経失調症のため、今は薬を服用しています。

体温を保ったり、血液を循環させる働きは、無意識のうちにコントロールされていますね。

これは『自律神経』の働きによるものです。

この働きが、何らかの要因でおかしくなる症状が『自律神経失調症』です。

ここでは『自律』という言葉が入ります。

 

はなこ
『自立』できるよう『自律』する、か・・・

私の場合、まずは『自律』しなくちゃね。

そうだね。

『自律』すれば、自然と『自立』できるようになるはずだよ。

たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『自立』は状態を表し、『自律』は行動することを表す。
  • 『自律』した結果、『自立』することができる(『自律』の目的は『自立』である)。
  • 『自立』の対義語は『依存』で、『自律』の対義語は『他律』

『自立』することは大切ですが、人は『依存』している部分も少なからずあります。

全て『自律』しようとは考えず、必要ならば人に頼ることも大事ですよ。

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