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護衛艦『かが』と『いずも』の違いをわかりやすく解説【空母】

護衛艦『かが』と『いずも』を空母化する話題を、ニュースなどで見た人は多いでしょう。

そんなに簡単に、護衛艦を空母にできるのかと思うかも知れませんが、実は『かが』も『いずも』もヘリコプター搭載護衛艦なのです。

『いずも』に、最新鋭のステルス戦闘機『F-35B』を搭載できるよう改修するのに、予算は31億円で済むとのこと。

 

はなこ
この間、『いずも』を直接見ることができたの。

すごく大きかったわよ。

いずれ空母化されるくらいだからね。

そりゃあ、大きいだろうね。

たろう
はなこ
同じタイプの艦で『かが』もあるって聞いたんだけど、知ってる?
あまり詳しくは知らないよ。

でも、そちらも空母化するみたいだね。

たろう
はなこ
『かが』と『いずも』では何か違いがあるのかな?

 

今回は、『かが』と『いずも』の違いについて解説します。

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【護衛艦】『かが』と『いずも』の違い

まずは、『かが』と『いずも』の違いについて見てみましょう。

2つの主な違いをまとめると、次になります。

『かが』と『いずも』の違い

  • 『かが』の就役は、2017年3月22日、『いずも』の就役は、2015年3月25日
  • 『かが』の艦番号は、『DDH-184』、『いずも』の艦番号は、『DDH-183』
  • 『かが』の所属は、第4護衛隊群第4護衛隊(呉基地)、『いずも』の所属は、第1護衛隊群第1護衛隊(横須賀基地)
  • 『かが』には、左右舷側にある開口部にステルス性向上のためのカバーが付いている。
  • 『かが』の近接対空用兵装は、上部が灰色の塗装だが、『いずも』の場合は白と灰色が混在している。

それでは、順番に細かく見てみましょう。

 

『かが』と『いずも』は同型艦

実は、『かが』と『いずも』は同型艦です。

なので、主なスペックは全く同じです。

『かが』『いずも』のスペック

  • 基準排水量 19,500t(満載排水量 26,000t)
  • 全長 248m
  • 最大幅 38m
  • 出力 112,000馬力
  • 速力 30ノット

 

違いとしては、製造された時期や所属などが挙げられます。

艦番号艦名建造起工進水就役所属
DDH-184かがジャパン マリンユナイテッド

横浜事業所 磯子工場

2013年

10月7日

2015年

8月27日

2017年

3月22日

第4護衛隊群第4護衛隊

(呉基地)

DDH-183いずも2012年

1月27日

2013年

8月6日

2015年

3月25日

第1護衛隊群第1護衛隊

(横須賀基地)

『いずも』のほうが、先に就役したということですね。

ちなみに、艦の前方横側には、艦番号の『183』『184』が書かれているので、それを見るのが最も簡単な見分け方ですよ。

 

見た目の違い

『かが』と『いずも』では、見た目に大きな違いは、ほとんどありません。

違いは、2点挙げられます。

 

まず、『いずも』の場合、左右舷側に開口部があるのですが、『かが』では、その開口部にカバーが付けられています。

これは、ステルス性向上のために取り付けられているそうで、いずれは『いずも』にも付くかも知れません。

 

もう1つの違いは、近接対空用兵装にあります。

『かが』の場合、近接対空用兵装の上部は全て灰色に塗装されているのが特徴です。

しかし、『いずも』では白と灰色の2種類が混在しています。

なぜ、それぞれで違いがあるのか、理由は定かではありません。

 

見た目の違いはこれくらいなので、パッと見ただけではなかなか区別はできないでしょう。

 

はなこ
『かが』も『いずも』も、同じタイプの艦なのね。
だから、両方に空母化の話が浮上しているわけだね。
たろう

 

『かが』『いずも』の空母化計画

かが

かが

元々、『かが』と『いずも』は『ヘリコプター搭載護衛艦』と言われていました。

少し改修すれば空母化できる能力を秘めていたのです。

これを、事実上空母化するわけなので、ついに自衛隊は戦後初めての空母を所有することになるわけです。

 

ところで、海上自衛隊には、『かが』と『いずも』の他にも、ヘリコプター搭載護衛艦の『ひゅうが型護衛艦』と、輸送艦である『おおすみ型輸送艦』があります。

これらは、空母化することができるのでしょうか?

 

『ひゅうが型護衛艦』

『ひゅうが型護衛艦』は、全長197m、基準排水量13,950tと、『かが』『いずも』に比べると小さい艦です。

全長が短い分、甲板も小さくなるため、空母としてはデメリットになります。

しかし、問題はそれだけではありません。

『ひゅうが型護衛艦』は、航空機を甲板に出すためのエレベーターが、甲板の前後に1基ずつ、計2基ありますが、両方とも艦の中央に設けられています。

よって、『ひゅうが型護衛艦』の場合、エレベーターで航空機を上げ下げしている間は、艦内でも甲板上でも航空機を移動させることは不可能ですし、当然、発着艦もできません。

 

ところが、『かが』や『いずも』の場合、前側のエレベーターは艦の中央、後部エレベーターは右舷側に寄せて設けられています。

なので、後部エレベーターを使うのなら、飛行機の移動や発着艦が可能なのですね。

 

『おおすみ型輸送艦』

『おおすみ型輸送艦』は、全長178m、基準排水量8,900tと、『ひゅうが型護衛艦』よりも小型です。

そして、致命的なことに、艦内には揚陸艇や水陸両用車を運用するための『ウェルドック』と呼ばれるエリアがあり、航空機を整備できるスペースがありません。

さらに、2基あるエレベーターは車や貨物専用なので、とても航空機を載せるサイズではないのですね。

 

はなこ
今のところ、『かが』と『いずも』しか空母化することはできないのね。
でも、後から空母化するのなら、最初から空母にしておけばいいのに。

日本では、それは難しいのかな?

たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『かが』の就役は、2017年3月22日、『いずも』の就役は、2015年3月25日
  • 『かが』の艦番号は『DDH-184』、『いずも』の艦番号は『DDH-183』
  • 『かが』の所属は、第4護衛隊群第4護衛隊(呉基地)、『いずも』の所属は第1護衛隊群第1護衛隊(横須賀基地)
  • 『かが』には、左右舷側にある開口部にステルス性向上のためのカバーが付いている。
  • 『かが』の近接対空用兵装は、上部が灰色の塗装だが、『いずも』の場合は白と灰色が混在している。

これで、日本でも事実上空母を持つことになるわけです。

しかし、使うのは災害時だけにして、戦争のために使うのはできるだけ避けてほしいものです。

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