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【棋戦】将棋の八大タイトルの違いを解説!賞金はいくら?

かつては、羽生善治さんが、そして最近では藤井聡太さんが活躍することで、将棋ブームが起きました。

そんな将棋界で、棋士が狙うタイトルは、8つあります。

この『八大タイトル』、それぞれ何が違うのでしょうか?

 

はなこ
将棋の棋士って、よく名前の後ろに『竜王』とか付くわよね。

あれって、いったい何のこと。

毎年行われる将棋のタイトル戦があって、それに優勝するとタイトル名が付けられるんだよ。
たろう
はなこ
全部でいくつあるの?
『竜王』『名人』『叡王』『王位』『王座』『棋王』『王将』『棋聖』の8つだよ。
たろう
はなこ
ふーん。

それらって、何か違いがあるの?

賞金なんかは違うんじゃないかな。

でも、他の違いはよく分からないや。

たろう
はなこ
じゃあ、少し調べてみましょうか。

 

今回は、将棋の『八大タイトル』の違いを解説します。

それぞれのタイトルの賞金についても紹介しますよ。

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【将棋】八大タイトルの概要

まずは、それぞれのタイトルについて、簡単に見ていきましょう。

 

竜王戦

『竜王戦』は、読売新聞社が主催するタイトル戦で、第1期は1987年です。

しかし、前身の十段戦、さらにその前身の九段戦から数えれば、第1期が1950年で、他のタイトル戦の中では『名人戦』に次ぐ2番目に長い歴史を持っています。

このタイトルは、『名人戦』と並んで、最も地位の高いタイトルとされています。

試合の方式としては、まず挑戦者をトーナメント方式の予選と本戦で決め、現『竜王』と挑戦者が七番勝負を行う流れです。

つまり、『竜王』と挑戦者のうち、先に4勝したほうがタイトルを獲得することになります。

 

名人戦

『名人戦』は、毎日新聞社と朝日新聞社が共催するタイトル戦です。

第1期が1935年で、全タイトル戦の中では最も長い歴史を持っています。

『竜王戦』と並び、将棋界の頂点を決めるタイトル戦ですね。

 

『名人戦』では、最初に予選にあたる『順位戦』が行われます。

『順位戦』では、各クラスでリーグ戦を行い、上位になった者は上のクラスへ上がります。

そして、最上位のA級で優勝した者が、現『名人』との対局を行う権利を得るのです。

現『名人』と挑戦者は、『竜王戦』と同様、七番勝負を行います。

 

叡王戦

『叡王戦(えいおうせん)』は、ドワンゴが主催するタイトル戦です。

一般の棋戦として開始されたのが2015年で、2017年にタイトル戦に昇格しました。

そのため、タイトル戦の中では最も歴史の新しいものになります。

『叡王戦』は、『竜王戦』同様、予選・本戦をトーナメント形式で行い、現『叡王』と挑戦者の対決は七番勝負です。

 

王位戦

『王位戦』は、北海道新聞社、中日新聞社、西日本新聞社、神戸新聞社、徳島新聞社共催のタイトル戦です。

最初は、産経新聞社主催の一般棋戦『産経杯』として1954年にスタートしました。

そして、タイトル戦に格上げされたのは1960年のことです。

『王位戦』も、予選・本戦はトーナメント形式で、現『王位』と挑戦者が七番勝負を行います。

 

王座戦

『王座戦』は、日本経済新聞社主催のタイトル戦です。

1953年に一般棋戦として創設され、その後1983年にタイトル戦に格上げされました。

『王座戦』の場合、予選・本戦は『竜王戦』などと同じトーナメント形式ですが、現『王座』と挑戦者は五番勝負を行います。

ですから、先に3勝したほうがタイトルを獲得するわけですね。

 

棋王戦

『棋王戦』は、共同通信社主催のタイトル戦です。

1974年に一般棋戦として創設され、翌年の1975年にタイトル戦に格上げされます。

『棋王戦』も、予選・本戦はトーナメント形式で、現『棋王』と挑戦者の対局は五番勝負ですね。

 

王将戦

『王将戦』は、スポーツニッポン新聞社と毎日新聞社共催のタイトル戦です。

1950年に一般棋戦として創設され、1951年にタイトル戦に格上げされました。

『王将戦』の場合、予選・本戦はトーナメント形式で、現『王将』と挑戦者は七番勝負でタイトルを争います。

 

棋聖戦

『棋聖戦』は、産業経済新聞社主催のタイトル戦です。

産経新聞社が主催していたタイトル戦としては、最初は『王位戦』の前身の『産経杯』がありました。

その後、産経新聞社は『王位戦』から離脱し、1962年に新たに『棋聖戦』を開始します。

なお、2018年から『ヒューリック株式会社』が特別協賛に入ったため、正式名称は『ヒューリック杯棋聖戦』となりました。

『棋聖戦』の場合、予選・本戦はトーナメント形式で、現『棋聖』と挑戦者は五番勝負で戦います。

 

『八大タイトル』の違い

『八大タイトル』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『八大タイトル』の違い

  • 主催する企業が異なる。
  • 予選と本戦は、『名人戦』がリーグ形式で、他のタイトル戦はトーナメント形式である。
  • タイトル保持者と挑戦者の対決は、『王座戦』『棋王戦』『棋聖戦』が五番勝負、その他が七番勝負である。
  • 『竜王戦』『叡王戦』『棋王戦』には、女流棋士とアマチュアの両方が、『王位戦』『王座戦』『棋聖戦』には、女流棋士が出場可能である。
  • 各タイトル線で、獲得賞金が異なる

それでは、順番に細かく見てみましょう。

 

主催する企業

主催する企業がすべて異なるのは、前に書いたとおりです。

しかし、『叡王戦』のドワンゴ以外、全て新聞社が主催していますね。

 

予選・本戦の形式

タイトル戦では、まず予選が行われ、勝ち残った者が本戦で争い、タイトル保持者との対局を行う挑戦者を決定します。

この予選と本戦は、『名人戦』のみリーグ形式で、他はトーナメント形式です。

『名人戦』は総当たり戦ということですから、かなり大変ですね。

また、『名人戦』では挑戦者の権利があるのは、A級に属している者たちだけです。

『名人』になるためには、まずはA級まで昇格しなければなりません。

それだけに、『名人』になる人は、他のタイトルに比べて、かなり格上と見なされます。

 

最終決戦の勝負の数

トーナメントを勝ち進んできた挑戦者の前に最後に立ちはだかるのが、前年度のタイトル戦優勝者です。

『王座戦』『棋王戦』『棋聖戦』の場合、二人は五番勝負を行うので、三勝しないと優勝することはできません。

さらに他の五つの場合、七番勝負ですから、優勝のためには四勝することが必要なのですね。

強い集中力と持久力が必要になります。

 

参加資格

基本的に、タイトル戦に参加できるのはプロ棋士です。

しかし、

『竜王戦』『叡王戦』『棋王戦』は、女流棋士に加えてアマチュア棋士も参加することができます。

また、

『王位戦』『王座戦』『棋聖戦』は、アマチュア棋士は不可ですが、女流棋士は参加可能です。

 

賞金

タイトル戦は、それぞれ賞金の額も異なります。

次の章で、賞金について見てみましょう。

 

『八大タイトル戦』の賞金

名人戦

名人戦

『八大タイトル戦』の優勝賞金は次のようになります。

竜王戦4,320万円
名人戦名人防衛3,450万円 挑戦者奪取1,600万円
叡王戦2,000万円
王位戦王位防衛1,200万円 挑戦者奪取1,000万円
王座戦王座防衛1,200万円 挑戦者奪取1,000万円
棋王戦棋王防衛900万円 挑戦者奪取600万円
王将戦800万円
棋聖戦700万円

残念ながら、タイトル戦の優勝賞金は非公開なので、上記の金額は全て推定金額になります。

また、タイトル保持者が防衛した場合と、挑戦者がタイトル奪取した場合で金額が変わるときがありますね。

これは、タイトル保持者には勝敗に関係なく支給される賞金があるからです。

ですから、防衛した場合のほうが金額は高くなります。

 

はなこ
優勝すれば4,000万円って、すごいわね。
そこに至る道筋が大変だからね。

スポーツなんかに比べると、僕は安いほうだと思うけどな。

たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 主催する企業が異なる。
  • 予選と本戦は、『名人戦』がリーグ形式で、他のタイトル戦はトーナメント形式である。
  • タイトル保持者と挑戦者の対決は、『王座戦』『棋王戦』『棋聖戦』が五番勝負、その他が七番勝負である。
  • 『竜王戦』『叡王戦』『棋王戦』には、女流棋士とアマチュアの両方が、『王位戦』『王座戦』『棋聖戦』には、女流棋士が出場可能である。
  • 各タイトル線で、獲得賞金が異なる

手軽に将棋を楽しみたいならば、NHKが主催している『NHK杯』をテレビで見ることをおすすめします。

テレビの中で、プロ棋士の手について解説してくれるので、将棋をより深く知ることができますよ。

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