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サラダ油とキャノーラ油の違いとは?健康に良い油と悪い油はどっち?

料理に使われる定番の油と言えば『サラダ油』です。

そして『サラダ油』同様によく使われる油に『キャノーラ油』があります。

この2つ、どちらもサラサラしてクセがなく、価格も手頃ということで、使っている人も多いですよね。

では、『サラダ油』と『キャノーラ油』には、どんな違いがあるのでしょうか?

 

はなこ
最近、『サラダ油』の代わりに『キャノーラ油』を使うようにしているの。
味に違いがあるの?
たろう
はなこ
味はほとんど変わらないけど、健康には『キャノーラ油』のほうがいいんだって。
何が違うの?

材料とか、作り方とか?

たろう
はなこ
そこまでは、考えたことがなかったわ。

じゃあ、ちょっと調べてみましょうか。

 

今回は、『サラダ油』と『キャノーラ油』の違いについて解説します。

健康に良い油、悪い油は、果たしてどちらの油なのでしょうか?

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『サラダ油』『キャノーラ油』とは?

まずは、『サラダ油』と『キャノーラ油』について簡単に見ておきましょう。

 

『サラダ油』とは?

『サラダ油』は、低温下でも結晶化しないように精製された油のことです。

 

もともとは商品名でした。

日清オイリオが『日清サラダ油』という名前で、サラダなどの生野菜に使うドレッシングを作るための油として、販売を始めたのが最初の『サラダ油』になります。

 

それまでの油は、天ぷらや炒めものなど、高熱下で利用することを前提としていました。

そのため、サラダなどに使うには、冷えると固まったり、雑味が多かったりして美味しくなかったのです。

そこで、油が持つ蝋(ろう)の成分を取り除き、低温でも固まらない油として『サラダ油』が開発されました。

つまり、『サラダ油』とは『サラダに使う油』という意味なわけですね。

『サラダ油』の原料は様々で、菜種・綿実・大豆・ゴマ・コーン・紅花・米などがあります。

このため、使われる原料によって油の栄養価や特性は異なるのですね。

さらには、2種類の原料を混合して作られた『混合サラダ油』というものもあります。

 

『キャノーラ油』とは?

植物油には、主にセイヨウアブラナから採ることのできる『菜種油』があります。

2016年での全世界における植物油の生産量は、『パーム油』『大豆油』に次いで、『菜種油』が第3位です。

特に日本では、植物油の全生産量の約6割が『菜種油』になります。

 

ところが、アメリカでは1985年まで、食用に『菜種油』を使用することが禁じられていました。

実は『菜種油』には、摂りすぎると健康に害のある成分が2つあることが知られています。

 

1つは『エルカ酸』です。

過剰摂取によって心疾患を引き起こす可能性が指摘され、WHOでも正式に警告をしています。

もう1つは『グルコシノレート』です。

動物の甲状腺に異常をもたらすと言われています。

アメリカは油を多用する食文化があったため、これは非常にリスクが高いわけです。

 

そこで、

カナダが、『エルカ酸』を含まず、『グルコシノレート』も大幅に削減した油を開発します。

これが『キャノーラ油』です。

『キャノーラ油』が流通し始めたことで、1985年にアメリカでも『菜種油』の食用が認可されました。

『サラダ油』と『キャノーラ油』の違い

『サラダ油』と『キャノーラ油』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『サラダ油』と『キャノーラ油』の違い

  • 『サラダ油』は、低温で固まらないように精製した油、『キャノーラ油』は有害成分を除外した『菜種油』である。
  • 『サラダ油』には様々な原料の油があるが、『キャノーラ油』は『菜種油』のみである。
  • 『サラダ油』は日本発祥、『キャノーラ油』はカナダ発祥

それでは、順番に細かく見てみましょう。

 

加工目的の違い

『サラダ油』は、低温で固まるのを防ぐため、油から蝋の成分を除外した油でしたね。

それに対して、

『キャノーラ油』は、健康に有害な成分を除外した『菜種油』のことを指しています。

つまり、成分を除外する点では同じですが、その目的が異なるわけです。

 

種類の違い

『サラダ油』は、様々な種類の原料が用いられています。

よって、どの原料が使われているかは、成分表示を見ないと知ることはできません。

『キャノーラ油』は、菜種が原料であることが明らかです。

 

発祥国の違い

『サラダ油』は、日本で生まれました。

サラダ用のドレッシングに利用可能な油として開発されたから、『サラダ油』という名前がつきました。

それに対して

『キャノーラ油』はカナダが発祥です。

『キャノーラ(canola)』とは、『カナダ(CANADA)』と『低脂肪酸オイル(Oil Low Acid)』を組み合わせた造語になります。

 

はなこ
じゃあ、『キャノーラ油』から蝋の成分を除外した油は『キャノーラ油』でも『サラダ油』でもあるということ?
どうやら、そうみたいだね。

日本の場合、有害な『エルカ酸』を含まない品種を使っているらしいから、『菜種油』と言えば『キャノーラ油』しかないみたいだよ。

だから、菜種から作られた『サラダ油』は、『キャノーラ油』の特性も持っているということだね。

たろう

 

『サラダ油』と『キャノーラ油』、健康に良い油・悪い油はどっち?

水と油

『サラダ油』と『キャノーラ油』では、健康に良い油・悪い油はどっちでしょうか?

 

『キャノーラ油』は、有害な成分が少ない以外にも、

健康に良いとされる『オレイン酸』と『ビタミンE』が『菜種油』より多い

という特徴を持っています。

『オレイン酸』は、血中の悪玉コレステロールを減らす働きがある成分です。

また、『ビタミンE』は抗酸化能力が高く、油や体内の酸化を防ぐ働きがあります。

そう聞くと、

『キャノーラ油』のほうが健康に良い油だということになりますね。

実際、一般的に『キャノーラ油』は、ヘルシーなオイルであるという評価が多いです。

 

しかし、ここで注意点があります。

『サラダ油』も『キャノーラ油』も、油であることに変わりはありません。

そのカロリーは、どちらも1gで約9kcalです。

大さじ一杯で約14g(126kcal)ですから、ご飯茶碗半分と同じカロリーになります。

ドレッシングなどにも油は多く入っていますから、たくさん使いすぎると、あっという間にカロリーオーバーです。

 

はなこ
つまりは、『サラダ油』も『キャノーラ油』も、使いすぎには要注意ということね。
結局、なんでもそうなんだろうね。

同じものばかり摂りすぎるのはよくないんだよ。

たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『サラダ油』は、低温で固まらないように精製した油、『キャノーラ油』は有害成分を除外した『菜種油』である。
  • 『サラダ油』には、様々な原料の油があるが、『キャノーラ油』は『菜種油』のみである。
  • 『サラダ油』は日本発祥、『キャノーラ油』はカナダ発祥

『サラダ油』『キャノーラ油』は、サラダのドレッシング、炒めもの、揚げものなど、いろいろ活躍する万能調味料です。

しかし、摂りすぎには注意が必要です。

便利だからといって、あまり使いすぎないようにしましょう。

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