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科学と化学の違いとは?意味と使い分け方をわかりやすく解説!

『かがく』という言葉、『科学』と『化学』の2種類がありますね。

この2つの違い、いったい何なのでしょうか?

学校の理科は全部『科学』で、その中の1つに『化学』がある。

というのは確かに合っています。

しかし、完全に言い表されているわけではありません。

では、正しい区別はどうなるのでしょうか?

 

はなこ
『かがく』って、『科学』と『化学』の2種類があるじゃない。

これって、何が違うの?

『化学』は材料を混ぜて他のものを作る学問だろ?

『科学』はもっと広い意味を持っているんじゃないのかな?

たろう
はなこ
なんだか、あいまいな答えね。

もう少しきちんとした定義は分からないかな?

 

今回は、『科学』と『化学』の違いについて解説します。

それぞれの意味や、使い分け方についても紹介しますよ。

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『科学』と『化学』の意味

まずは、『科学』と『化学』の意味について見ておきましょう。

 

『科学』とは?

『科学』とは、

対象を観察・実験することによって得られた知識や法則の総称

を指します。

 

例えば、猫という対象を観察し、

  • ニャーと鳴く
  • 夜行性である
  • 高いところや狭いところを好む
  • 爪を研ぐ
  • 毛づくろいをする

などの知識が得られれば、それは立派な『科学』といえるわけですね。

こう聞くと、何でもアリじゃないか?と思うかも知れませんが、実際、『科学』の適用範囲は非常に広いです。

対象が自然なら『自然科学』、社会なら『社会科学』、人文なら『人文科学』、スポーツなら『スポーツ科学』となります。

一般には、『哲学』『宗教』『芸術』などと区別して用いられ、特に『宗教』と『科学』は過去に対立したことが何度もありました。

 

『化学』とは?

『化学』は、

物質の構造や性質などを研究する『自然科学』の分野の1つ

です。

『化学』の歴史は古く、

古代エジプトに起源がある

と言われています。

本格的に研究が進んだのは『錬金術』という分野の誕生からです。

昔の人々は、金を他の物質から合成しようと考えていました。

結局、これは不可能であることが後に分かるのですが、この過程で様々な薬品が誕生します。

それが『化学』の発展に寄与したわけですね。

 

はなこ
つまり、『化学』は『科学』に含まれるってこと?
どうやら、そのようだね。

すると、違いも明らかじゃないのかな?

たろう

 

『科学』と『化学』の違い

『科学』と『化学』の主な違いをまとめると、次のようになります。

『科学』と『化学』の違い

  • 『化学』は、『科学』の中の一分野である。
  • 『化学』が、対象とするのは、物質そのものや、物質相互間の反応である。
  • 『科学』は、英語で『Science』、『化学』は英語で『Chemistry』である。
  • 『科学』は、『哲学』『宗教』『芸術』と区別され、『化学』は他の『自然科学』と区別される。

それでは、順番に細かく見てみましょう。

 

『化学』の対象は?

『化学』は、『自然科学』の一分野です。

つまり、

『科学』の中に含まれるわけですね。

では、『化学』の観察・実験する対象は何でしょうか?

それは、物質そのものだったり、物質相互間の反応だったりします。

 

中学校のとき、二酸化マンガンに過酸化水素水を加えると、酸素が発生する実験をした記憶はありませんか?

これは、二酸化マンガンと過酸化水素水という、2つの物質相互間の反応を調べる実験ですね。

つまり、『科学』であると同時に、その分野は『化学』であるということになります。

 

英語では何という?

『科学』も『化学』も同じ『かがく』という読み方ですが、英語では読み方が全く異なります。

『科学』は英語で『Science』です。

『Science』はラテン語の『Scientia』に由来し、『知識』という意味を持ちます。

『化学』は英語で『Chemistry』です。

こちらはアラビア語の『Alchemy』が由来になります。

『Alchemy』という言葉は、日本語では『錬金術』と訳されますね。

 

区別されるのは?

前に書いた通り、

『科学』は、『哲学』『宗教』『芸術』などと区別されます。

『化学』の場合はどうでしょうか?

『化学』は、他の『自然科学』、『物理』『生物』などと区別されます。

しかし、各学問は密接な関係があるので、『化学』の中にも『物理化学』や『生化学』などの種類があります。

 

はなこ
『科学』と『化学』の違いはよく分かったわ。
あとは、使い分け方かな?
たろう

 

『科学』と『化学』の使い分け方

実験室

『科学』と『化学』の使い分け方を見てみましょう。

 

彼はかがく者だ。

さて、ここには『科学』と『化学』のどちらが入るでしょうか?

一般的には、『科学者』と答えるのではないでしょうか?

しかし、実際はどちらも正解です。

『科学者』は、『科学』を専門とする人、つまり学者を表します。

特に、『自然科学』を研究する人はこう呼ばれることが多いですね。

英語では『Scientist』と呼びます。

それに対して、

『化学者』は、『化学』を研究する研究者を指す言葉です。

英語では『Chemist』と呼びますね。

 

私は、かがくを専攻しています。

さて、この場合は『科学』と『化学』のどちらがふさわしいでしょうか?

ここでは、専攻している学問を指していますね。

『科学』という言葉は範囲が広すぎて、ふさわしくありません。

実際、大学などの専攻に『科学』というものはないですよね。

つまり、『化学』が正解になります。

 

はなこ
そう言えば、友人に『化学』を専攻していた人がいたわ。
学生時代は、実験なんか大変だったんだろうね。

ところで、『科学』と区別できるように、『化学』を『ばけがく』と呼ぶ場合があるみたいだよ。

たろう

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まとめ

今回の違いのポイントについて、まとめていきましょう。

ポイント

  • 『化学』は、『科学』の中の一分野である。
  • 『化学』が対象とするのは、物質そのものや、物質相互間の反応である。
  • 『科学』は、英語で『Science』、『化学』は英語で『Chemistry』である。
  • 『科学』は、『哲学』『宗教』『芸術』と区別され、『化学』は他の『自然科学』と区別される。

現在では、純粋な『化学』だけでなく、様々な分野の学問と融合した新しい『化学』も存在します。

『科学』の中でも、互いに結びついて新しい学問が誕生しているので、そういったものを探してみるのも面白いですよ。

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